厚板で犬小屋づくり  

国産木材の中で杉材がペットに優しく快適に過ごせる木材だと思います。少し柔らかいですが木肌も暖かく触れていると暖かくなります。齧った部分がトガッテ刺さる様になりません。狭い小屋の中ですから臭いがしない木材という事でも杉材が適しています。齧ってしまう部分の板の厚さを厚くすると簡単に壊れません。 住宅のように50年 100年長持ちする必要はありません。 どんな木材も雨水を含むと腐りやすくなります。防腐・撥水効果の水性塗料で塗装してください。塗装などのメンテナンスで10年~15年ワンちゃんの一生の犬小屋になります。 小型・中型犬に向いているもっともポピュラーな犬小屋です。 ここでは、50mmの厚さの板を使い中型犬の犬小屋を製作します。板の厚さが30mmでも作り方は同じです。 50mmの厚さだと犬が少々噛んでもビクともしません。この厚さなら太陽熱もシャットアウトします。窓を付ければ年中快適です。この厚さだと冬の寒い時でも室内はポッカポカです。

厚板タイプも30厚板タイプも同じ作り方です

私は、30厚板タイプ・厚板タイプどちらもこの様な凹凸加工した材料で製作します。上下の板が合わさると全体が1枚の板となり隙間も出来ず気密性の高い丈夫な犬小屋 となります。

この板を1面の大きさに組み合わせ犬小屋の形を書きます。それを丸ノコでカットします。

カットした板に柱を取り付けます。 側面の板の厚み柱を出しビス留めします。

側面板を前後のパネルにビス留めします。柱の飛び出た部分を板勾配に合わせて切ります。

床受け材を小屋下場に合わせて打ちます。 床板を敷きます。床板は、掃除する時など外すためビスで留めません。

下地板を打ちます。 私は、規格として入口面は、35cm屋根を出し側面に向かって10cmカットしています。(角がじゃまになることも有る為)あまり出を少なくすると雨が降り込みます。あまり出しすぎると横から見ると不細工に見えます。

仕上げ板を貼り棟に隙間をつぶす様にもう1枚仕上げ板を貼ります。(テープを貼って板を貼っても良いです) 塗装をこまめにすると長持ちしますがダメになった場合仕上げ板をはがして新しい板を張ると一層長持ちします。

塗装は、塗り重ねると濃くなりますので最初は薄めにした方がいいです。臭いも少ない水性が良いです 完成です。

犬は、小さいほどよく入口などを噛みます。この犬小屋だったら入口枠が噛まれて無くなっても上下の板が凹凸の加工でつながっているのでばらばらになる事は有りません。 この材料でゴールデンが2匹入れる犬小屋を製作しました。そして暑さ対策に通気窓を付けました。 この板を使ってまだまだ大きな大型犬用の犬小屋を作る事が出来ます。

この材料を使えば簡単に大型犬の犬小屋が出来ます。 この小屋にデッキを付ければワンちゃんも汚れず過ごせます。
犬小屋を柵で囲えば鎖につながず快適に過ごせます。

 

 

 

 

 このような犬小屋が製作出来ます。 温かく快適に過ごせる犬小屋です。

犬小屋の製作図面は こちらより